ホクロ取りについてのQ&A
レーザー切除法
1回で消えますか?
浅いホクロは1回で消えます。深いホクロは数回の照射が必要です。傷を最小限にするためギリギリの大きさでレーザー照射します。もし、そのホクロの根が大きい場合は、1ヶ月ぐらいで傷の中に黒い点(ホクロ)が出てきます。この場合は再度、レーザー照射します。照射の間隔は最低1ヶ月は開けて下さい。
完全に消えますか?
ホクロは全く見えなくなるまで薄くすることは困難です。完全に消すことは出来ませんがほとんど見えなくなります。
レーザー照射部後の経過は?
2~3日で黒いカサブタになります。カサブタが出来ても自然に剥がれるまで無理にはがさないで下さい。洗っていると自然に落ち10日前後で皮膚が乾燥します。個人差がありますが、しばらく赤みを伴います。その間はUVカットのコンシーラを用いて下さい。赤みが消えた後もシミ予防のために低刺激性のUVカットのファンデーションを使う習慣をつけてください。
副作用は?
個人差が大きいですが、レーザー照射による反応性色素沈着(レーザー焼け)が一時的に起こる事があります。この様なことが起こらないように当院では、まず小さなホクロを1つレーザー照射します。安全を確認後、ご希望の部分を治療します。
入浴は?
入浴はOK。照射部位は強く擦らないようにしてください。お湯やシャワーでよく洗ってください。傷口に浸出液や化粧品が入っていると傷が縮んで治る障害になります。洗った後は当院の化膿止め軟膏を2週間塗布してください。
化粧は?
皮膚が乾燥してから行なって下さい。
反応性色素沈着(レーザー焼け)がおこった場合は?
最初は小範囲の治療を行なって安全を確認しますが、それでもこの様な反応が起こる場合があります。紫外線(日光)に当てたり、擦ったりしないように気をつけていれば数ヶ月後に、自然に回復します。
形成外科的切除法
痛みは?
チクリとする程度です。
青くなりませんか?
内出血で青くなる事があります。また、傷口に血液が固まって付くことがあります。この際は無理に固まりを取らずにお渡しの軟膏を塗って固まりを柔らかくして下さい。自然に取れます。
傷の経過は?
しばらく赤みがあります。普通は数週間で赤みは落ちます。顔の場合は、UVカットクリームを使い直射日光を避けてください。傷の部分が硬くなることがあります。個人差がありますが、2週目より傷の部分をマッサージして下さい。約1ケ月ほどで柔らかくなります。
傷は目立ちませんか?
形成外科の手技で縫合しますので、マッサージをして柔らかくなる頃には傷は殆ど目立ちません。しかし、消えるわけではありません。傷は傷です。
入浴は?抜糸は?
入浴時に防水テープまたは化膿止め軟膏を塗布してして下さい。温まると腫れますのでシャワーにして下さい。洗った後は当院の化膿止め軟膏を10日間塗布してください。5~7日目に抜糸をします。
ホクロの再発は?
レーザー治療と同じように、最終的な傷を小さくするために、ホクロのギリギリのところで切除しています。切除したホクロの根が大きい場合は約1ヶ月後に傷の部分に小さい黒い点(ホクロの再発)が出てきます。レーザーで処置します。
その他の注意点は?
ケロイド体質の方は術後にケロイド治療薬の注射や圧迫療法を行なうことがあります。
傷は消えますか?
傷はできるだけ目立たないように細心の注意の元に処理していますが、肌の質などの影響を受けます。傷は消えるわけではありません。できるだけ目立たないようにしても「傷は傷です」。しかし、ホクロのないスッキリした状態になれます。