乳頭が完全に陥没しているものから、引っ張れば出てくるものまで程度は様々で、治療法も程度によって違います。
□陥没乳頭の原因
乳頭には7〜8本の母乳を出す管(主乳管)があります。ここに何らかの原因で瘢痕(傷)が出来これが収縮して乳首を中に引っ張ってしまうのです。 その結果、見た目が悪くなります。しかも、母乳の出が悪くなり、乳頭炎を繰り返す場合もあります。
□治療法
陥没の程度や授乳予定のあるなしで、治療が異なります。
○陥没が軽度の場合。(授乳予定の有無関係なく)
乳首を引っ張ると出て来る場合です。
点滴で数分間、寝て頂きます。その間に局所麻酔を行ないますので痛くありません。術後の痛みは鎮痛剤で治まる程度です。
乳首の根本でZ型に皮膚を切開します。この切開部を工夫して、乳首が戻らないようにします。(Z形成術、赤色)
その上、乳首が再陥没しないように切開部から糸(黄色)を入れて、下から支えます。
この様に、2重に再陥没を防止しています。キズは、時間と伴に目立たなくなります。
修整後は、乳頭保護のプロテクターを装着して頂き、その上にブラを着用して下さい。当日からシャワーはOKです。
○授乳予定があり、陥没が強度の場合。
引っ張っても乳首が出ない場合です。
まず、Z形成術を行ないます。その時点で陥没が起こる場合は、主乳管の周りの瘢痕を切除します。
授乳予定があるので、主乳管に傷を付けてはいけません。故に、全ての瘢痕を切除できません。軽度の陥没は残る事があります。
○授乳予定がなく、陥没が強度の場合。
主乳管の周りの瘢痕を全て切除します。再陥没は起こりません。
□修整後の左右差について
陥没乳頭の治療は、乳頭がシッカリ出ることが目的です。しかし、陥没のために乳首が圧迫され発育が遅れるている事が多いです。そのため修整後、乳首に左右差が出ることが多いです。
授乳予定のない方は乳首縮小を行ない左右差の調整をします。 予定のある方は、授乳終了後に調整します。